
ゴローズ先金特大フェザーを本店購入9点で実測・真贋考察
ゴローズ本店で実際に購入したアイテムで考察【重さ・サイズ・初期傷データ】
〜第3回 先金特大フェザー(サンプル数:左4、右5、計9)〜

検証対象と測定方法
TRUEMARKでは創業メンバー/準創業メンバーが昭和57年頃から原宿のゴローズ店舗で各種アイテムを購入してきました。この40年あまり、ゴローズアイテムの真贋において数々の風説が流れてきました。その中には正しいものと誤っているものとが混在していると我々は考えています。
そこで実際に本店で購入したアイテムをサンプルとしてこの風説と突き合わせる事にしました。そしてこの鑑定基準はTRUEMARKでの真贋鑑定基準として実際に採り入れられています。
先金特大フェザー9点の重量
一般にゴローズ先金特大フェザーの重さは9g前後と言われています。我々が本店で購入した9品は9.16g〜9.49gでした。従い、この風説は正しいです。
先金特大フェザー9点のサイズ
一般にゴローズ先金特大フェザーのサイズは、右向きでフェザー本体(バチカン除く)の縦54.70mm以上、横14.20mm以上と言われています。左向きでフェザー本体(バチカン除く)の縦54.50mm以上、横14.50mm以上と言われています。
我々が本店で購入した9品では、上記値と完全に一致しました。従いこの風説は正しいと言えます。フェイク品を見極める際にサイズの測定は有意義です。
ゴローズも高橋吾郎氏生前はハンドメイドでしたが、現在はキャスト製法(ロウ型に銀を流し込む)であり、フェイク品もその製法は同じと思われます。本物で型を取ったロウ型に流し込むと、特に銀が冷える過程で3〜5%程度サイズが小さくなる傾向があり、これを避けて作る事はほぼ不可能だからです。
本店購入品に見られる初期傷
一般にゴローズ先金特大フェザーの初期傷は、向きによって以下のように言われています。
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右向き:印台中の縦に入る2本の傷
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左向き:印台左下に入っている4本の傷
実測データから分かる個体差
我々が本店で購入した左右計9品で、全て入っていました。従い、ゴローズの先金特大フェザーにおける初期傷については本風説は正しいと言えます(但し、傷の入り方はキャストが成す技とは思えないほど個体差があります)。
真贋判定で注意すべきこと
尚、左右とも裏面印台逆側に入っている小さな穴についての風説も一部にはありますが、これについては確認できるものと、ルーペで目を凝らしてもその存在を確認の難しいものとがあり、確認できないからフェイクとするのは少し安直だと我々は考えています。
TRUEMARKは、ゴローズ専門の買取・販売店として、本店購入品を用いた実測調査や個体研究を行っています。
執筆責任者: TRUEMARK鑑定チーム
監修・調査日: 2025年8月15日

